enPiTについて(学類生の方へ)

筑波大生向けにenPiTに参加・受講するための情報を案内します。

概要

「enPiT」は情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類)の3年次学生を主な対象とし、 ICT/IoTを活用して社会ニーズに応えるアプリケーションやシステムをチームで開発するPBL (Project Based Learning) 形式のカリキュラムです。情報科学類では「主専攻実験」の一部、情報メディア創成学類では「情報メディア実験」の一部、として実施します。 知識情報・図書館学類および情報学群以外の学生向けには情報学群共通科目「ビジネスシステムデザイン基礎/実践 I/II」として実施します。

※参考資料(各種ガイダンスでの説明資料)

学習内容

ニーズ駆動でのチームによるシステム開発技法を学びます。
身の回りの課題を取り上げて解決策を提案し、適切なシステム構成を設計、実装とレビューを繰り返して問題を真に解決するシステムを探索的に作り上げます。開発言語や技術は開発内容により異なります。具体的な学習の内容や特徴に関しては、「 enPiTの1年 」をご覧ください。

実施形態

情報科学類及び情報メディア創成学類

情報科学類及び情報メディア創成学類では主専攻実験/情報メディア実験のテーマとして実施します。具体的には春学期、秋学期に以下のような実施形態をとります。各々以下のサイトを参考にしてください。

主専攻実験はこちら
情報メディア実験はこちら

春学期
  • 二種類のテーマのうちいずれかを選択してください
    enPiTテーマ 実験テーマ「PBL形式によるネットワークサービス開発A」として実施します。
    春ABと春Cの期間前半(5月から7月)は各自が自習ベースでシステム開発のための基礎技術を学びます。
    その後、夏季集中演習を実施し、アジャイルなチーム開発について学びます。
    enPiT準拠テーマ 春学期型enPiT準拠に設定されているテーマでは、
    5月〜6月に担当教員のもとで実験テーマを実施し、
    enPiTテーマ履修生とともに夏季集中演習でアジャイルなチーム開発を学びます。
    個別の実験テーマ名は以下の「 enPiT準拠テーマ一覧 」を参照し、選択してください。
秋学期
  • 秋学期は以下の二種類のテーマのうちいずれかを選択してください。
    enPiTテーマ
    (教室:第三エリア 3B311教室)
    春Cの集中演習で取り組んだ課題で開発を続けます。
    実験テーマ名は「PBL形式によるネットワークサービス開発B」を選択してください。
    enPiT準拠テーマ 主専攻実験/情報メディア実験テーマのうち、PBLによるチーム開発要素をとりいれたテーマです。
    テーマの課題担当教員のもとで秋学期から新たにチーム開発を進めます。
    個別の実験テーマ名は以下の「 enPiT準拠テーマ一覧 」を参照し、選択してください。
  • どちらのテーマでも10月から12月にかけて開発をして12月か1月に成果発表会で発表します。その後、秋Cの期間はプロダクトのさらなるブラッシュアップや、チーム開発の振り返りなどを行います。
  • なお、秋学期は上記のテーマ以外の実験テーマを選択することもできます。ただしその場合enPiTの修了とはなりません。

知識情報・図書館学類および情報学群以外

上記「PBL形式によるネットワークサービス開発A、B」のテーマとなります。情報学群共通科目「ビジネスシステムデザイン基礎/実践 I/II」を履修してください。

大学院生

基礎知識学習とPBL基礎を受講する場合は「プロジェクト実践ワークショップ」を履修してください。 発展学習を受講する場合は「イニシアティブプロジェクトI」を履修してください。 発展学習を受講するには基礎知識学習とPBL基礎を受講する必要があります。 上記「PBL形式によるネットワークサービス開発A、B」のテーマとなり、学類生とともに受講しますが、学部生とは異なる視点からの学びを得ます。 なお、大学院生には修得により当該科目の単位は付与されますが、enPiTの修了証は発行されません。 詳細についてはガイダンスにて説明いたします。 詳細はこちらにご参加頂くか、後日公開される資料を確認してください。

enPiT準拠テーマ一覧 (2020年度)

  • 春学期:オープンデータを利用したWebアプリケーション開発
    • 主専攻実験 (情報科学類 情報システム主専攻)
    • 担当教員:天笠 俊之
    • 受け入れ人数:10名
    • リンク
  • 春学期:ブロックチェーンを用いたアプリケーション開発
    • 主専攻実験 (情報科学類 知能情報メディア主専攻)
    • 担当教員:面 和成
    • 受け入れ人数:6名
    • リンク
  • 春学期:物理エンジンを使ったアプリケーション開発

    • 今年度は準拠テーマではなく通常テーマとなりました.テーマ選択に当たってはご注意ください.
    • 情報メディア実験 (情報メディア創成学類)
    • 担当教員:藤澤 誠
    • 受け入れ人数:10名
    • リンク
  • 春学期:クラウドソーシングとヒューマンコンピュテーション
    • 情報メディア実験 (情報メディア創成学類)
    • 担当教員:森嶋厚行、松原 正樹(オブザーバー)
    • 受け入れ人数:6名
    • リンク
  • 秋学期:大規模ソーシャルデータ分析
    • PBLを実施せず,enPiT修了認定の対象外となる場合があります.テーマ選択に当たってはご注意ください.
    • 主専攻実験 (情報科学類 情報システム主専攻)
    • 担当教員:塩川 浩昭
    • 受け入れ人数:6名
    • リンク (学内限定)
  • 秋学期:ソーシャルネットワーク分析
    • 情報メディア実験 (情報メディア創成学類)
    • 担当教員:津川 翔
    • 受け入れ人数:12名
    • リンク
  • 秋学期:JavaScriptによるビジュアルなプログラムの開発
    • 主専攻実験 (情報科学類 ソフトウェアサイエンス主専攻)/情報メディア実験 (情報メディア創成学類)
    • 担当教員:三末和男
    • 受け入れ人数:主専攻実験14名/情報メディア実験12名
    • リンク

過去のプロダクト

これまでのプロダクト例 (詳細は こちら )
  • 作業強制タイマーUGEN (enPiT1, 2015年)
  • Prunner (enPiT2, 2016年)
    • ランニングコースを名所から提案してくれる
  • TPP (enPiT2, 2016年)
    • 筑波大学の履修システムを補完する
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